40歳からのお金と働き方3

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株式会社エムイーネット代表取締役社長で、ファイナンシャルプランナーでもある鈴鹿勝章さんへのインタビュー記事3回目、最後は生き方のスタンスについて伺いました。

役に立つことで自分も生き残れます

―― 生き方のスタンスを教えてください。

なるべく人に迷惑をかけずに、世の中のお役に立ちたい。子どもの頃にボーイスカウトで、街の公園の掃除や募金活動を毎週行っていました。社長になって、ある程度責任を全うしなければいけないとなったときに、世の中のニーズにマッチしていない会社は潰れているなと感じました。社会がルールとして作り出すセーフティネットもありますが、もっとベースにあるセーフティネットは、世の中のニーズだと思います。世の中のニーズにマッチしているものは、世の中の助けも得られ、それなりに生き残っていく。役に立つことで自分も生き残れます。世の中の役に立ちたいと思って起業をしている人が大半だと思いますが、ニーズを捉えられていないと、何らかの形で終了しています。

―― 世の中の役に立つことと、ニーズを満たして稼ぎも得られることは、不可分なのですね。

そうですね。なるべくそれを両立させると、安定するのかなと思います。

―― 健康には気をつかっていますか?

男の40歳は厄年と言われますが、私はその前後に3年連続で大きなケガや病気をして2回救急車に乗るようなことがあって、それからはジムに行くようになりました。ジムでパーソナルトレーナーに見てもらいながら筋トレなどをして、健康維持を図っています。自分でやると手を抜いてしまいがちですが、人に見てもらうと追い込んでくれるのでよいですね。

―― 曲がり角が来ないと、なかなか本気でケアできないものでしょうか?

そう思いますね。自分も、このまま何もしないと死ぬかなと思ってケアをはじましたから。 どこかで健康の曲がり角が来ると思います。人間1回や2回では死なないと思うので、その曲がり角を大切にして、健康管理をしたほうがよいと思います。それも個人差があるので、元気な人はあまりケアをしなくてよいかもしれませんが。
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―― 40歳の人へのメッセージやアドバイスはありますか。

とにかく一生懸命やればいいんじゃないかと思います。私は山登りが好きで時々行きますが、山登りのコツは、きつい時は足元を見ることなのじゃないかと思います。もちろん足の動きだけを見る。下だけを見ていると危ないので、たまには顔を上げる必要がありますが……。きついことがあっても、一生懸命やればよいのでは。そのあとは、タイプにもよるのでしょうけど、自分は、どうやって登ろうか考えたり、全体のリソースやパワーを再配分したり、そんな感じでした。 自分が40歳のときは、あまり先のことを考える気分でもなかったですね。自分で立ち上げた会社ではなくて、出来たばかりの会社に手伝いに来たら、そのあと、ひどい経営状況の時に引き継ぎをうけて、なんで社長をやっているんだろうと思ったりしていたのが40歳の時でした。今、50歳になって振り返る余裕があることは本当に有り難いことで、色々な人に感謝です。

―― 残りのことを考えると途方もなく感じられて気が萎えてしまうかもしれないけど、一歩一歩だったら進んでいけそうです。本日は、ありがとうございました(了)。

Susuka san

鈴鹿勝章(すずかまさあき)さんプロフィール
株式会社エムイーネット代表取締役
1991年東京大学法学部卒業。三菱銀行(現:三菱東京UFJ銀行)を経て、2001年から在宅医療クリニック開業支援および運営サポートに多数携わる。現在は都内で訪問看護ステーションを運営中。(社)日本証券アナリスト協会検定会員。